[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
開催概要
ほくさい美術館では、新しい生活様式のもと、下記の要領で「深沢幸雄展」を開催します。深沢幸雄の作品およそ50点と併せて、当館所蔵の此木三紅大作品及び著名作家の作品を展示します。芸術の秋、ティルームでご歓談いただきながら心ゆくまでご鑑賞ください。
1. 会 期 令和2年10月10日(土)~令和3年1月24日(日)
2. 開館時間 午前10時~午後5時
3. 休館日 月・火・水曜日及び祝日
※年末年始の休業 令和2年12月21日~令和3年1月8日
4. 入場料 一般 800円 小中学生 400円 団体等割引あり
5. 主 催 ほくさい美術館
6. 後 援 加須市物産観光協会
【略歴】
深沢幸雄は銅版画の一種であるメゾチントを中心とした作品を制作し、日本における戦後銅版画の第一人者のひとりとされている。また、版画だけでなく書(詩)、陶芸、ガラス絵、パステル画の創作も行っている。
深沢は大正13年山梨県増穂町に生まれる。昭和23年東京美術学校金工科(現東京藝術大学工芸科)を卒業。東京空襲での右膝負傷を機に、それまで描いていた油彩から転向し独学で銅版画を学ぶ。
昭和37年には現代日本美術展優秀賞を受賞し昭和38年にメキシコ国際文化振興会の招待で、メキシコで銅版画技法の普及に努めた。以後の作品は、それまでの単色版画から色彩版画へと移行し、メキシコの民族・風土から得た強烈な色彩やイメージから強い影響を受けたものとなった。
昭和47年フィレンツェ国際版画ビエンナーレでバンコ・デ・ローマ賞を受賞するなど国際的にも活躍し、1980年代からは、カラーメゾチントを駆使した、冷たく深みのある色彩と硬質なマチエールのなかに独自の主題が浮かび上がる、詩情豊かな銅版画の小宇宙を創り続けている。
深沢の作品はニューヨーク近代美術館、ボルティモア美術館、メキシコ国立版画美術館、ケルン文化会館、ウフィツィ美術館、チェコ国立近代美術館、山梨県立美術館、南アルプス市立春仙美術館などに所蔵されている。
深沢は日本版画協会展協会賞、現代日本美術展優秀賞などの受賞に加え紫綬褒章、山梨県文化功労賞などの大賞を多数受賞している。又、「銅版画のテクニック」など幾多の著作がある。
2017年(平成29年)老衰のため92歳で死去した。
コメント